薪ストーブのデメリット 本当は寒い!?

寒い

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薪ストーブは暖かい!そういったイメージを持った方は多いと思います。実際、薪ストーブを使っているとその暖かさはエアコンなどとは違う暖かさがあります。

今日は薪ストーブの使い方次第では、暖かくならず、逆に寒いこともあることを紹介します。

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焚きはじめに注意せよ

薪ストーブを焚きはじめる時には、空気の流れが必要となります。煙突が排気口となります。では、給気口はどこになるのかという問題があります。現代の住宅は高気密高断熱の住宅が多く、外からの空気の流入がほとんどありません。換気口のファンを強制的に回し、寒気を行っています。

薪ストーブの焚きはじめには、十分な空気の流入が必要であり、給気が非常に重要です。

そこで、窓やドアを少し開けて給気を行ったりします。これが寒くなる原因です。

室温が18℃、外気温が8℃と仮定した場合、その気温差は10℃あります。室内が寒いため薪ストーブを焚きはじめたのに窓を開けることにより、外の寒い空気が室内に流れ込みます。これにより更なる室温の低下も。

もちろん、薪ストーブを焚いているので室内は暖かくなるはず…ですが、薪ストーブはすぐには暖まりません。焚きはじめて安定した火力になるまで30分くらいかかります。その間は、冷えた外気が室内に入り逆に寒くなります。

地域や季節にもよりますが、凍える外気を室内に入れる我慢が必要なこともあります。

薪ストーブ導入【メリット】【デメリット】

寒さは足元、背中にあり

薪ストーブの火も安定してきたころ、今度は室内で違った寒さを感じることがあります。

暖められた空気は、上昇気流となり上部へと溜まります。2階部分がある家ではこの上昇気流により、2階は非常に暖かくなるでしょう。それと同時に2階にあった冷たい空気は暖かい空気に押されて一気に低い方へ流れ込みます。これを「コールドドラフト」と呼びます。

空気の対流、循環を考えておかなければ、2階は暖かいが、1階は寒いなんてこともあります。

さらに、冷たい空気は下に溜まります。特に足元に冷気が溜まれば、足元から寒さを感じることもあります。焚きはじめに外気を取り入れ、足元に冷気が溜まっているところへコールドドラフト効果によりさらに足元が冷えてくるなんてこともあります。

また、薪ストーブの前に座って炎を眺めて癒されていると、顔や体の前面は暖かいが、背中側が寒くなることもあります。これは、薪ストーブの火に直接あたることで、体の表面、特に前面は暖まります。体か暖まると熱を調整しようと背面から熱を逃がそうとします。これにより、背中側から寒さを感じることになります。

部屋を暖めるために薪ストーブを焚いたのに逆に寒さを感じる、本末転倒な現象がおこります。

部屋の移動に危険アリ

先ほども述べたように、暖められた空気は上昇気流となり、部屋の上部に溜まり、冷たい空気は下へ溜まるコールドドラフト効果が起こります。そのため、シーリングファンやサーキュレーターを使い空気の循環を行います。空気がある程度循環すると、室内の温度も安定し、薪ストーブの本領発揮となります。

室温が25℃近くまで上昇し、半そででも過ごせるくらいの温度となり非常に快適となります。これが薪ストーブの醍醐味であると優雅な時間を過ごしていると、そろそろ、お風呂の時間となり、浴室へ移動。

この移動が非常に危険

なぜなら、多くの住宅の場合、冬場の浴室は非常に寒いからです。

浴室暖房をしていれば部屋と浴室の気温差もあまりないかもしれませんが、20~25℃の快適な空間から20℃を下回る浴室への移動は非常に寒く感じられるでしょう。この急な温度差は血管を収縮させ、脳梗塞や心臓疾患のリスクを高めるでしょう。

浴室だけでなく、トイレなども気温差が大きく注意が必要です。

いずれにしても、薪ストーブで暖められた部屋からその他の部屋への移動時には注意が必要です。薪ストーブで部屋が暖まるとドアを開けて空気の循環を行うことが非常に重要です。

対策として、石油ストーブなどの暖房器具を使用することをおすすめします。

火事の心配もある方には遠赤外線ガラスセラミックヒーターなども使用してはいかがでしょうか。

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まとめ

薪ストーブは非常に暖かい暖房器具です。しかし、薪ストーブの熱は輻射熱と放射熱のみで暖かい空気は上昇気流となり上部に溜まります。この暖かい空気を循環させる必要があります。

シーリングファン、サーキュレーター、扇風機などを組み合わせ空気の循環を行い部屋全体の温度を一定にすることが重要です。

家の作り、構造によって家全体を暖めることが難しいこともあると思いますが、このように薪ストーブでは寒さを感じることもあることをお知りおきください。