薪ストーブの灰の処理 肥料としても使えます

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薪ストーブを使い続けるうえで避けては通れないものが「灰」です。木を燃やせば灰になる。当たり前のことですが、この灰の処理について悩む方は多いのではないでしょうか。

そこで、灰の処理について考えてみましょう。

灰は何ごみ?家庭用のごみとして捨てられるの?

まず、灰は何ごみにあたるのでしょうか。

自治体によりその規定の違いがあるかもしれませんが、基本的に灰は可燃ごみとして捨てることができます。もちろん家庭用の薪ストーブで出る灰(少量)が前提ですが。

捨て方ですが、灰を集めごみ袋に入れてごみステーションへ。家庭用のごみとして捨てることができます。ただそれだけです。灰が飛散しないよう新聞紙にくるむ、灰を水で濡らすなどちょっとした配慮は必要ですが、基本的に灰は燃えるゴミとして捨てることができます。

※お住いの地域のごみの捨て方に従ってください。

灰の有効利用方法は?

先ほど、灰は可燃ごみとして捨てることができると述べましたが、ただ捨てるのはもったいない気がしませんか?

灰の有効利用方法は何かないのか考えてみると、灰は畑の肥料として使うことができます。

薪ストーブで燃やす薪は以前にもお伝えしたように、基本的には乾燥した広葉樹です。

薪ストーブ内で高温で燃焼した薪は、さらさらとした粒子の灰となります。合板やナイロンなどの不純物を燃やさなければ灰の中にダイオキシンなどの有害物質は発生しません。それゆえに薪ストーブの灰は非常に優良な肥料として利用可能です。俗いう草木灰として使えます。この灰の成分ですが、主にアルカリ性の肥料として酸性の土壌を中性にする効能があります。

薪ストーブのシーズンは主に秋から翌年の春にかけてです。この時期の畑に草木灰をよく混ぜておきます。そうすれば、良く肥えた土壌として作物の成長を促してくれます。

私の場合は、畑に灰と肥料をよく混ぜておき、玉ねぎつくりの肥料として使っています。その他にも、家庭菜園のプランターに混ぜたり、田んぼの肥料として使っています。

薪ストーブの灰は非常に優良な肥料として使うことができるため、近所で農業をされている方がいれば一度話をしてみてもいいかもしれませんね。灰をあげたら、その灰を肥料として育った作物がお礼としてもらえるかも。

灰を捨てる際の注意事項は

灰を肥料に使って有効利用をする方法がありますが、それでも毎日大量の灰が発生します。肥料として使えない分は残念ながら捨てるしかありません。捨てる際の注意事項は、灰は粒子が非常に細かいため、飛散防止を行うことです。燃やす前の薪は長さが40cmくらいあり、重さも数kgありますが、燃え尽きると非常に粒子の細かい灰となります。この灰を捨てる際に、家のドアの開閉などで室内に風が発生すると、一気に舞い上がります。

細かい粒子状のため、吸い込めば咳や呼吸苦などの症状も発生します。また、舞い上がった灰はしばらく室内に漂って、家具などに付着する恐れがあります。洗濯物などにも付着するため飛散防止は行いましょう。

飛散防止ですが、基本的にゆっくりと灰をごみ箱や袋に捨てることがメインとなるでしょう。灰を濡らすことも飛散防止には有効ですが、灰を濡らすと、灰が固まり取れなくなることもあるのであまりお勧めではありません。また、薪ストーブは鋳鉄製なので、水分があるとさびるおそれもあるため水はあまり使いたくないですね。

その他、灰を捨てる際の注意事項として、完全に消火できているのを確認して捨てること!!

灰の中には、まだ火種が残ってくすぶっている炭がある場合があります。袋などに入れごみステーステーションに捨てられている間に火災が発生する、なんてこともあるので消火はよく確認してください。

灰の消火方法は

灰を完全に消火するには、水をかけることが確実に消せる第一の方法です。しかし、灰が固まること、薪ストーブ本体を傷めるおそれがあるため、あまりお勧めはできません。

そこで、お勧めの完全消火の方法ですが、灰入れバケツに入れ窒息消火を行うことです。

灰の中には、まだ燻ぶったままの炭が残っていることが多々あります。そのまま捨てることは危険なため、灰入れバケツに入れて、空気を遮断し、窒息消火を行います。この灰入れバケツですが、専用のバケツがあり、底が二重になっており、熱を遮断してくれます。

朝、薪ストーブ内の灰を取り除き、灰入れバケツに投入し、夕方灰を捨てることができます。

私が使っている灰入れバケツはOBAKETUという商品で見た目もきれいでおしゃれな製品です。

OBAKETU 灰入れバケツ
OBAKETU その他の商品

他にもこんな商品もあるので自分の好きな物を選んでみるのもいいでしょう。

まとめ

薪ストーブで薪を燃やせば、灰は必ず出ます。この灰をどのように処分するのかを今回はお伝えしました。基本的には、灰は可燃物として家庭ごみで捨てることができるので、ごみの日に捨てることが一番です。ごみとして捨てる際にはお住いの地域のごみの捨て方に従ってください。

農業用の肥料としても使えるので灰を石灰代わりに畑にまくことも有効利用の一つでしょう。草木灰として使うことができます。

灰を捨てる際には飛散防止を行い、灰が室内に舞うことを抑えましょう。非常にキメの細かい粒子状の灰が舞うと後片付けが大変です。

もうすぐ、本格的な薪ストーブシーズンです。しっかり薪を燃やして暖かい冬を迎えましょう。

灰の処理には気を付けて、火事を起こさないようにしましょう。