薪ストーブ クッキング

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秋も深まり、いよいよ冬に向けて気温も下がり始めた今日この頃です。寒くなることは一般的にはあまり歓迎されることではありませんが、薪ストーブユーザーにとって気温の低下は、薪ストーブのありがたみを感じる絶好の機会です。個人的には寒い冬が来ることをいつも望んでいます。

さて、今日の話題は、薪ストーブで行うクッキングについてです。

薪ストーブクッキング

薪ストーブ料理について天板料理、炉内料理、灰受け内と3つに分けて紹介します。

  1. 薪ストーブ天板料理
  2. 薪ストーブ炉内料理
  3. 薪ストーブ灰受け

薪ストーブの天板で行う料理の定番といえば、煮込み料理です。

薪ストーブの機種にもよりますが、天板が熱を持ち料理をすることができるものもあります。我が家のドブレの天板でも料理を行います。天板内の構造はこのようになっており、中央の部分には蓋があり、その蓋を取り除くと、より火力が強くなり、天板の温度も上がります。

薪ストーブ天板内

天板の上で作る煮込み料理といえば、

鍋、カレー、おでん、シチューなど様々な煮込み料理が作れます。ガスコンロや電気調理器との大きな違いは、温度が一定で高温になりにくい点です。薪ストーブの天板の温度は、温度計で約200℃前後を示しています。この温度で料理を行うと、じっくり食材に火が通ります。また、遠赤外線効果もあり、よりおいしい煮込み料理ができます。その他にも、水がまろやかな味になります。(個人的感想です。)天板上で暖めたお湯を使いコーヒーを淹れるとより一層おいしく感じます。

天板上での料理の欠点は、調理時間が長くかかること、沸騰させることができないことが挙げられます。

鋳鉄製の薪ストーブの本体の温度は薪を焚いて安定した状態で300℃前後であるため、ガスコンロのような1000℃近いエネルギーはありません。そのため、水を沸騰させるためには相当の時間が必要です。

天板では高温にすることはできないが、とろ火程度の安定した温度で料理をすることができるため、煮込み料理などが最適です。

薪ストーブ炉内料理

次は、炉内料理です。炉の中の温度は直火が当たるため、非常に高温になります。直火があたることで、食材が焦げるおそれがあります。また、火力が安定しないため炉内料理は非常に難しいでしょう。

そんな中、炉内でできる料理といえば、ダッチオーブンを使った煮込み料理やピザです。

ダッチオーブンはキャンプなどでも使われる調理器具で、直火の中でも鍋が傷まず、遠赤外線効果でじっくり食材に火を通すことができます。薪ストーブの炉内が高温なのでダッチオーブンのような高温に耐えれる調理器具を使わなければ炉内料理は難しいでしょう。

ピザは、炉内の薪が熾火になったら炉の中に五徳を入れます。そして、スキレットにピザ生地をのせて炉内に投入。

ピザを焼いてます

薪は炎を上げた状態より、熾火になったほうがより高温で、遠赤外線効果が高まります。この状態で焼くこと数分、おいしい焼きたてピザが完成します。

炉内料理は他にもできるものがあるかもしれませんが、ガラス戸を開けて料理をするのは人間側が耐えられないでしょう。他にもできる料理を考えて紹介したいと思います。

薪ストーブ灰受け

最後に灰受けボックス内での料理です。ドブレという機種には、本体下部に灰受けボックスがあります。普段はこのボックスは灰を受ける所ですが、そこでも料理ができます。

焼き芋、焼き野菜です。

灰受けボックス内はあまり広い空間がないため、できる料理が限られます。代表的な料理が焼き芋です。

芋を濡れた新聞紙で包み、アルミホイルでさらに包む。そのまま灰受けボックスに投入し、薪ストーブを点火する。2時間から3時間そのまま薪ストーブを焚き続けます。

アルミホイルの上から触り柔らかくなれば出来上がり、まだ硬いようならもう少し灰受け内で熱を加えます。

今まで何度も伝えてきましたが、やはりここでも遠赤外線効果で普通に料理を行うより、おいしく感じられます。

野菜も同じく、濡れた新聞紙で包み、アルミホイルでさらに包む。しばらく灰受けボックス内で火を加え柔らかくなったら出来上がりです。

まとめ

薪ストーブの熱は暖房効果だけでなく、料理にも利用できます。天板上、炉内、灰受けなどそれぞれの場所でバラエティーに富んだ料理を作ることができます。

特に天板上の熱は、鍋ややかんを置いておくだけで適度な温度まで温めてくれます。時間は掛かりますが、非常においしい料理を作ることができるでしょう。

私個人的には、天板上でお湯を沸かし、コーヒーを淹れ、そのコーヒーを天板で温め、好きな時に飲むというスタイルが一番好きです。家の中にコーヒーのいい香りが充満しますよ。コーヒーが煮えすぎないよう五徳を使えばちょうどいい温度のコーヒーを飲むことができます。

そろそろ、冬本番です。薪ストーブで暖をとるだけでなく、生活の一部として料理にも使い薪ストーブライフを楽しみましょう。

薪ストーブの灰の処理 肥料としても使えます