薪ストーブの燃料である薪の保管について、多くの場合、薪棚に並べていると思いますが、
今日は、保管に適した場所について紹介したいと思います。
結論から言うと、雨風がしのげる北向きの場所がいいです。
北向きの場所がいい3つの理由を紹介します。
一つずつ解説していきます。
薪の保管 雨にさらしていいのか?早く乾燥させるために風雨をしのげる
まず1つ目の理由は、風雨をしのげるです。
薪棚に屋根を付けたら風雨をしのげるのでは?という疑問があるかと思いますが、
薪の乾燥は多くの場合、春から秋にかけて行います。
日本の四季を考えると北風が強く吹くのは冬です。
それ以外の季節はあまり北風は吹きません(筆者の独断と偏見ですが)
そのため北側に置いた方が風をしのぐことができます。
また、雨が降ったときも北風があまり吹かないため、
北側から雨が降りこむことは少ないでしょう。
そのため、薪の乾燥を進めることができます。
薪にとって湿気は大敵です、薪が湿っているとカビやキノコの発生リスクが増大します。
また、台風時に強風が吹きこむのは西風や東風が多いため
北側に薪を置いておくことは薪が飛んでいくリスクを減らすこともできます。
虫が付きにくいい
北側に置く理由として、虫が付きにくいこともあげられます。
人間が暖かい時期になると活動が活発になるように
虫も暖かい時期になると活動を始めます。
北側に置くことで、他の方角に比べ気温が低いため虫が付きにくくなります。
虫は冬場に薪と薪の間で寒さをしのいでじっといます、春になっても北側の薪は
日光を浴びにくいため、あまり温度が上がず、虫の活動は緩やかになります。
暖かい季節だとどうしても虫が湧きやすいので、秋から冬にかけて薪割りをして備蓄を増やすようにしています。
また薪を置くときは薪棚に保管し、なるべく地面と設置しないよう心がけています。
どうしても虫が苦手な方は乾燥処理済みの薪を買ってくると良いと思います。
変色しない
最後に紹介する内容は、変色しないです。
薪の色はこんな色をイメージしませんか?
これは、原木から切ったばかりの薪です。きれいな色をしています。
それが、紫外線に当たり、風雨を浴び続けるとこんな色に変ってしまいます。
もちろん、こんな色になっても薪としての能力はまだありますが、
カビやキノコが生えてしまうと薪の養分が取られスカスカの薪になってしまいます。
見た目の問題のためあまり気にしない方には関係ないことかもしれませんが。
薪の保管 雨にさらしていいのか?早く乾燥させるためにまとめ
薪の保管方法を以前に紹介しましたが、薪を保管する方角なども紹介してみました。
結論は最初に述べた通り、北側に面したところがいいです。
とは言え、スペースの問題、敷地の形式などそれぞれの家庭によって違いはあるかと思います。
自宅で風雨をしのげ乾燥をさせることができる場所を見つけ
状態のいい薪を来シーズンに向け乾燥させましょう。
薪ストーブの魅力を皆様に伝えれるようこれからも情報発信していきます。