薪ストーブのシーズンも終わり、半年間は家のインテリアとなる
薪ストーブですが、オフシーズンに行う大切な作業があります。
そうです、煙突掃除です。
半年間使った煙突内は煤やタールがついているため煙突掃除は必須です。
目次
煙突掃除の必要性
薪を燃やすと煙が発生します。その煙の中にはいろいろな物質が混ざっています。
煙となって煙突から排出されたらいいのですが、
途中、外気に触れ煙突内で固まってしまいます。
煙突の開口部からの冷気で冷え固まった煤やタールは
煙道内に溜まり、やがて煙突を詰まらせます。
煙突の詰まりだけならまだいいのですが、
タールなどの物質は可燃性物質でもあるため、
煙道火災を引き起こす可能性があります。
そのため、1シーズンに1回は煙突掃除が必要なのです。
- 煙突掃除に必要な物
- 煙突掃除のやり方
- 煙突掃除の注意事項
煙突掃除に必要な物
煙突掃除に必要な物は
煙突掃除用のロッドとブラシとはこのような物になります。
室内から掃除をする場合、灰の飛散防止のためにこんな物もあります。
ごみ袋は家庭用の45Ⅼくらいのもので十分です。灰を受けるために必要です。
養生テープはごみ袋を煙突に張り付けるために使います。
どれだけ灰の飛散防止を行ってもやっぱり灰は舞ってしまいます。
そのため掃除機も準備しておきましょう。
その際、普通の掃除機ではなく業務用の掃除機にしましょう。
家庭用の掃除機で灰を吸うと、灰の粒子が小さいためすぐにフィルター詰まりを起こしてしまいます。
そのため、我が家ではケルヒャーの業務用掃除機を使っています。
この掃除機のすごいところは、乾湿両方使える、吸引力が強い、灰などの粒子の細かい物を
吸っても目詰まりしないところです。
煙突だけでなく、薪ストーブ内の掃除にも使っています。
デメリットは少し大きいところですね。置き場に困ることもあるかもしれません。
我が家にはもう一台小型の掃除機もあり、ちょっとした灰掃除には
こちらを使っています。

この掃除機も乾湿両方使える小型掃除機です。
灰などの粒子の小さい物を吸っていいのかはわかりませんが、
とりあえず使えています。かなり年期が入っています。
はしごと安全帯は煙突の構造によっては必要ありません。
煙突の下からロッドとブラシ入れて掃除を行えます。
煙突掃除のやり方
はしごをかけて屋根に上ります。
煙突に安全帯をかけて落下防止を行います。




※この作業は煙突トップの形状によって必要ないこともあります。

こんな感じで煙突内の煤を落として掃除をします。
煙突掃除の注意事項
①煙突掃除の注意事項は、屋根から落ちないこと。
しっかりと安全帯を付けて屋根に上ってください。
屋根に上る際もゴム長靴など滑り止めの付いた靴を履いてください。
②灰の飛散防止
測角掃除をしてもその灰や煤が室内に舞ってしまうと
室内が汚れます。そのため養生テープでしっかりと袋と煙突を塞ぎ
灰の飛散防止に努めましょう。
灰の処理についてはこちらを

③ロッドとブラシを落とさないこと
ロッドとブラシはねじ式に固定されています。
そのため、反時計回りにロッドを回すとロッドとブラシが外れます。
煙突内で外れるとそのまま下に落下するため細心の注意をしてください。
まとめ
煙突掃除はオフシーズンに必ず行ってください。
注意事項は、自分が屋根から落ちないこと、
掃除機を準備して灰や煤の飛散防止に努めることです。
薪ストーブは使う時期が限られるため夏はインテリア化してしまいますが、
この時期の手入れを行っておくことで
トラブル防止になります。
自分で煙突掃除をするのが不安な方は、専門業者に頼んでみましょう。
専門業者は薪ストーブ専門店などを検索すれば出てきます。
煙突掃除料金は業者の言い値なので、見積りを取ることをお勧めします。
また、シーズン直前になると掃除まで時間がかかることがあるので
早めに相談することをお勧めします。
暑い夏を乗り切り、暖かい薪ストーブ生活のために
煙突掃除を行いましょう。